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潔く柔く



潔く柔く(2013)
新城毅彦
長澤まさみ/岡田将生/池脇千鶴/高良健吾


ものすごく久しぶりに邦画レビューです。
しかも恋愛邦画です!いつぶり!?ってか書いたことあったっけレベルです。


公開するときにすごく宣伝していたし、原作の漫画がとても有名なので、内容知ってる方も多いのでしょうか。
ちなみに、私は原作も映画になるまで全然知らなくて(漫画に疎い)、この映画を観る前も長澤まさみの映画としかわかっていませんでした。

ちょっと調べたところ、原作は群像劇タイプらしいですね!
個人的に群像劇大好きなので、原作読んでみたいです。
覚えられないくらい登場人物が出てくる話大好きです。

映画では、カンナ編というところだけをピックアップして作られたみたいです。
もともとが群像劇なら、映画もそうしてほしかったなーと思うのですが、2時間にまとめられないから仕方ないですね…。
そう思うと、ラブ・アクチュアリーとかってやっぱり偉大な映画ですよね。



この映画は、簡単にいうと"トラウマのある男女が恋愛できるようになるまで"を描いた映画です。
ほんとに簡単に言い過ぎって感じですが。

観てみた率直な感想は、「あんまり好みじゃなかった。」
恋愛映画大好き人間な私にとって、邦画の少女マンガ原作の恋愛映画は結構地雷(高校デビューとか今日恋をはじめますとか)なのですが、そういうのはむしろネタとして観れるのでいいんですよ。
ただ、こういうトラウマものはあんまり好きじゃない。

主人公のカンナのトラウマっていうのは、自分のことを好きでいてくれた幼馴染の気持ちにうすうす気づいていたのに、友達とデートしてる間に幼馴染が事故って死んでしまったっていうのなんです。
やっぱり"死"っていうのをトラウマにしてしまうと見ているのがつらい。

私は恋愛映画を軽い気持ちでみたいんですよ。
きゅんきゅんエピソードを盛り込んだだけの映画とか、わかりやすく"あいつ嫌い→何か事件→助けてくれた→気になる→好き!キス!"みたいなやつがいいんです。
だから洋画のティーン映画が好きなんだと思います。
日本のティーン映画(潔く柔くはティーン映画じゃないけど)はなんかトラウマもってる系主人公が多いですよね。なんでなんだろう。

カンナと最終的にくっつく禄(ろく)のトラウマも、小学生のときに鬱陶しいくらいかまってきた女の子をつき放したら、車に轢かれて死んだっていうもので、もうなんか重すぎる。見ててつらい。
この二人がどうこうっていうより、トラウマが重すぎて居た堪れない気持ちになりながら観ていたのがつらかったですね。



あんまりよくなかったみたいなこと書いてますけど、シーンシーンではいいところもたくさんありました。
そういうところを書いていきます。



この映画の何がすごいって長澤まさみが高校生やってるってことですよ。制服着ちゃってるんですよ。
いやーすごい。さすがに設定の15才には見えなかったけど、もっのすごい違和感って程でもなかった。

冒頭で幼馴染の高良健吾とバスに乗って楽しそうにしてるとことかめっちゃよかった。全然高校1年生には見えないけど。
どうでもいいんですけど、高良健吾は「ハルタ」って呼ばれてて、私は勝手に下の名前だと思ってたのに本当は苗字(春田)だった。
私はとにかく高良健吾が好きなんですよ。高良健吾愛に溢れているんです。高良健吾が出てるならこの映画観ようってくらい高良健吾が好きなんです。(なんかきもい)
私の中では、映画に出てる日本の俳優さんで好きな人1位を高良健吾と池松壮亮で争っています。


漫画的幼馴染あるあるの"窓から入ってくる"ってやつやってます。
カンナ(長澤まさみ)が住んでるのは団地みたいなとこなのに、どうなってんだかよくわかりませんがとにかく高良健吾が入ってきます。
で、なんか理由もなくちゅーする関係なんですよ。なんかかわいいちゅーなんですよ。キスじゃなくてちゅーみたいな。笑

二人と中村蒼・波瑠が仲良し4人組で、中村蒼はカンナのことが好きっていうあるある展開ですね。
プリクラ撮ってる時に、隠れてカンナの手握ってるのとかめっちゃいい。
プリクラシーンでは役者陣のぷち変顔が見られるのも見どころ!笑
中村蒼って、めっちゃ演技うまいとかめっちゃイケメン(かっこいいけどめっちゃって程じゃない)とかいう訳じゃないのになんかいいよね。なんなんだこの気持ちは。

で、カンナと中村蒼がデートしてる間に高良健吾が事故に遭って死にます。なんてこった。
しかも高良健吾は死ぬ間際、カンナに「(部屋に)いくよ」ってメールを送ってる。ずっと送れ送れって言ってたメールなんですよ。
高良健吾のことが好きだった波瑠は「あんたらこんな大変な時に二人で何してたのよ!」みたいなこと言いだすし、修羅場です。
でも何より大変なのはここで高良健吾の出番がほぼ終わってしまったということです。なんということでしょう。




カンナは社会人になります。
高校生長澤まさみよりやっぱこっちの方がしっくりくる。ナチュラルビューティーベーシックみたいな。笑
カンナは未だにハルタのことを引きずってはいるんですが、それなりに人生充実してそうな感じ。

カンナが友達と飲んでいたバーで絡んできた酔っ払い禄(岡田将生)が高良健吾と入れ替わりで登場するカンナのお相手です。
この禄はちょっとお調子者っていうか、なんか軽い感じで、禄に上記のようなトラウマがなかったら大好きになれたキャラでした。

禄も禄で、事故で死んでしまった女の子のお姉さん(池脇千鶴)とのなんやかんやがあったりします。まーこの映画での池脇千鶴の存在感といったら。
ばんばん出てくるって訳でもないのにすごくもっていかれる演技。池脇千鶴最高!

ちなみに、禄も学生服シーンがありますが、長澤まさみより全然違和感なかった。まだギリいけるかなって感じ。
ハルフウェイちょっと老けたバージョンみたいな。


カンナは禄のことが苦手だったんですが、関わっていくうちに惹かれていくもののトラウマのせいか一歩踏み出せない。
あとMEGUMI演じる恋敵の存在もあったりしてね。

この辺になってきたら、完全にトラウマどうこうっていうよりただの恋愛映画。
カンナって「私に近寄らないで!一人で大丈夫だから!」みたいな感じなのに、禄が追いかけてくるのわかってて逃げ出したりとか(そういった意図はないのかもしれないけど、私はそう感じた)ちょっとメンヘラ気質っぽい。
メンヘラっていうよりはトラウマがそうさせてるのかもしれないですが、私はあんまり友達にしたくないタイプ。
誰がどう見てもめっちゃモテるのに「全然モテないですよー」とか言うタイプでしょ。(想像)



しびれをきらした禄が「似たもん同士付き合ってみない?」みたいなことを言いだして、なんとなくそういう雰囲気な二人。
風邪をひいた禄がカンナに「食べさせて」とか、甘え上手な禄。
岡田将生ってへたれ演技いいですよね。へらへらしてるのが似合うっていうか。
いつからへらへら系になったんだろう…。天然コケッコーとか重力ピエロとかではそんな感じじゃなかったのに。


大人になって再会した波瑠に「カンナはまだ15才のままだね」と言われ、飲みまくって酔って禄の家に行っちゃうカンナ。
もうなんかカンナめんどくさい!やだ!ってなっちゃうところですが、トラウマの存在がそう単純に文句言わせない仕様になっております。


二人はトラウマ解消の旅に出ます。
禄は池脇千鶴の娘にあった時「禄ちゃん待ちくたびれたよ、ずっと会いたかったよ」みたいなことを言って、涙を誘う展開に。
この子は事故で死んじゃった女の子とすごく似てるんですよ。だから禄もなんか救われたみたいな感じになって。
この子は全然話さなかったので、娘が話したことに喜ぶ池脇千鶴の演技の良さとかもあって、ここが一番いいシーンだった。



そして、高良健吾回想シーンでカムバック!!!!
「俺、あいつ(カンナ)がいてすっげー幸せなの」とか、もうなんか可愛いシーンで、亡くなる前にこんなこと言ってたんだーと思うと、胸がぎゅうっとなります。
ここの高良健吾はよかった。高良健吾はずっとよかったけどここが一番良かった。


トラウマを克服というか、前を向いて生きていこうみたいになった二人がキスして終わりです。
長澤まさみからの背伸びちゅーはかわいかった。絵になる二人。





全体的に、かわいいシーンもあるのに、トラウマの影が強いので何故だか明るい気分にはなれない。
個人的に中村蒼のその後がめっちゃ気になる。
多分漫画では書かれていたんだと思うけど、映画ではまったく触れられなかったし。
あと、カンナの上司がカンナのこと好きっていうエピソードもそんなに要らないかなーと思いました。
あまり存在意義がないように感じたのに、あったっていうのは原作では何か重要な役割を果たしていたからなのでしょうか。誰か教えてください。


キャスト的には最高なのに、いまいちしっくりこなかった作品でした。
カンナをあんまり好きになれなかったからなのかな…。
恋愛映画は主人公に憑依しながら観るっていうのが私のテイストなので(笑)、あんまりよくなかったのかも…。

いくえみ男子っていう言葉が生まれるくらいなので、原作はすごく面白いんだと思います。
原作を読んでから映画を見ている方は私のような感想を抱かないのかもしれませんし、一概には言えませんが、私は映画より連続ドラマとかでじっくりやるのに向いていた作品なんじゃないかなーと思いました。
映画では時間が短くて主人公にあまり感情移入できなかったので…。



高良健吾と池脇千鶴の演技が素晴らしい映画でした。


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桐島、部活やめるってよ



桐島、部活やめるってよ/2012
吉田大八
神木隆之介/橋本愛/東出昌大/大後寿々花


一言でいうと、嘘のない映画。
役者さんの演技が演技だと思えなくて、自分をこの渦のなかに入れても違和感がなくて、リアルすぎるリアルがここにはあるなと感じました。



去年の日本アカデミー賞で大人気だった「桐島、部活やめるってよ」。
原作は朝井リョウさんの同名小説で、すばる新人賞を受賞したものです。

朝井リョウさん、この前の情熱大陸に出ているのを見ましたが、ふつうの人っぽかったですよね。
サラリーマンをやりながら執筆活動をされているようで、「社会人を一度も経験せずに、作家として○○先生と呼ばれるようになるのが嫌だった」とか、「こうやって一番下で働いている経験がとても大事だなと思うんです」みたいな発言をされていて、『あ、なんか普通』と思いました。



朝井リョウさんの原作は読んだことがないので、桐島の内容も、桐島本人が出てこないということしか知らない状態で観たのですが、楽しめました。
ただ、楽しめた、という説明の仕方はちょっと違うかな…。
終わり方もすっきりするわけではないし、笑えるシーンがあるわけでもないのですが、「あー高校ってこういう感じだったかもなあ」とノスタルジーに浸れました。笑




まず、構成が面白かったです。
同じ日を違う人目線で描いていくシーンの連続で、とくに序盤の桐島が部活をやめた金曜日のシーンは、登場人物の紹介も含めた感じで長めだったので、ツカミとして面白かったです。

私は構成がそうなっているのに気付くのが遅くて、3人目のシーンになってから、そういうことかって理解したのでもっと早めに気付いたら更に楽しめたかもしれないですね。



主人公は映画部の神木隆之介。
個人的に神木くんは私と同い年俳優さんの中で福士蒼汰くんとトップを争っていますが(どうでもいいですね、ごめんなさい)、やっぱり爽やかですよね!
あの眼鏡がいいよ!黒ブチ眼鏡!!!

神木くんは映画部で、クラスのスクールカーストでも最下層にいて、上位の女子達に笑われる存在なのですが、もう神木くんかっこいいからさー。
全然そんな風に見えないよねー、どんだけダイヤの原石だよっていう。私が同じクラスだったら原石を見つけたい!見つけたい!と悶えました。笑

でも、映画部でおどおどしてる感じはリアルでした。
かっこいいのは確かですが、やっぱり演技上手だなーと思いました。橋本愛ちゃんと話すシーンの緊張してる感じとかすごくいいなと思います。




バドミントン部の橋本愛。
髪の毛さらさらすぎて、天使かと思いました。ひたすら髪がさらさら。
私は高校生のとき、バド部のマネージャーをしていたので、バドシーンが懐かしかったですね。練習着とか全部が。
実際どうなのか知らないんですが橋本愛ちゃん、バド経験者っぽかったですね。打つときの手の感じが。

橋本愛ちゃんは、スクールカースト上位女子グループにいるのですが、ちょっとクールな感じで、神木くんと同じ中学校だったらしく、ちょっと会話したりします。
中盤で、神木くんとちょっといい感じというか、可愛いカップルのように見えるシーンがあって、ああお似合いだなと。

橋本愛ちゃん、あまちゃんでのゆいちゃん役もとても可愛いですが、日本アカデミー賞で新人賞を受賞した時のスピーチが感じ悪くて、ちょっとイメージが悪かったのですが、別に本来どんな人でもいいですね。
だってスクリーンの中でこんなに輝いてる!
まだ17歳で、どんな役者さんになるのかわからないので楽しみですね。




一応野球部だけど、全然練習に参加していない東出昌大。
俳優デビューの作品だったそうで、初々しい感じ。公開された時はおそらく25歳?だと思うのですが、高校生に見えるっちゃあ見える。
ああいう同級生いましたもんね。

東出くんの彼女がすごい嫌な奴に見えましたね。
東出くんは何を考えてるのかあまりわからない感じで、ちょっと謎めいていたんですが、そういうふわふわしてる雰囲気がすごくでてました。
彼女とのキスシーンはちょっと情熱的でしたね。笑
ここはさすが20代だな。高校生が外であんな熱烈キスしちゃいますか。




そして吹奏楽部の大後寿々花。
大後寿々花ちゃん久しぶりに見たけど、やっぱり可愛い!
劇中では、あまり冴えない女子扱いされていましたが、清楚系でかわいかったです。
吹奏楽部の後輩に「楽器吹いてる先輩のこと好きになる人いっぱいいると思います」みたいなことを言われてたんですが、こういうこと言うよなー高校生って感じです。

大後寿々花ちゃんと神木くんは昔のドラマの「あいくるしい」っていうので共演していたので、それを思いだして懐かしいなーと思ってました。関係ないですね。
大後寿々花ちゃんは東出くんのことが好きで、かなり切ない恋をしているのですが、このもどかしい感じが高校生!あーこんな恋愛しなかったなあと残念に思う私がいます。笑




それから、個人的に気になったのは桐島の彼女役の山本美月ちゃん。
今月9の「SUMMER NUDE」にも出ていますが、もうね、ちょっと綺麗すぎてびびるレベルですね。
こんな高校生おるんか!綺麗すぎる!
マドンナでは済まされない程に綺麗でしたね。


神木くんの友達役の男の子がよかったですね。
一人だけ我が道を行っているようで、ぶれないし、一人ほんわかしててよかった。
ちょっとくすっとできる感じがしました。




桐島くんはバレー部なので、バレー部の練習場である体育館のシーンがたくさんあります。
前述のように私も体育館で部活していたので、実際に半面共有している部活をあんなまじまじと眺めることはないだろと思って、そこだけはりアリティを感じられませんでした。





桐島が部活をやめることをきっかけに、周りの関係が少しずつ動いていくっていう話で、内容はすべてラストシーンに繋がっていくので、きもちいいですね。

高校生のやりきれない感じが全面に出てます。
例えば、「ウォーターボーイズ」とか「スウィングガールズ」みたいに、パッと出てくる学園映画みたいにキラキラしたものはないです。
まあ言ってしまえば、桐島が部活をやめただけですからね。ここまで影響力のある桐島というのは一体何者なんだという話です。
最終的に何か達成感を得るようなものがあるわけではないのですが、普通の生活の中で起こりそうなゴタゴタがたくさん描かれていて、ちょっと胸が苦しくなる感じです。



合間合間のシーンで、夕方の校舎とか、部活帰りの生徒でいっぱいの校門前とか、「うあぁあ懐かしい。そうそう、高校ってこんなだったわー」と1年半前の高校生活を思いだしてちょっと切なくなりました。
これは自論なんですが、青春映画のようにキラキラした高校時代を過ごす人って割合で言うとすごく少ないと思うんです。
私も毎日部活に行ったし、友達もたくさんできたし、放課後に買い食いしたり、ふつうに高校生をしていて、今思い返すと青春だなって感じるのですが、やっぱり「ウォーターボーイズ」とか「スウィングガールズ」のような煌めきはなかったかなあと思うところがあります。

ほとんどの人は普通に学校に行って、部活して、遊んで、みたいな生活を送っていたんじゃないかと思うわけです。
だから、桐島の悶々としている雰囲気の方が自分に近いという人の方が多いんじゃないかな。



私は高校のとき理系クラスで、女子が少なかったのもあって、グループどうこうというよりみんなで仲良くって感じが強かったので、桐島のような強烈なスクールカーストの中にはいなかったのですが、ここまでではなくても誰しも経験したことのある、といいますか、誰しもが理解できる人間関係が描かれているなと思いました。



高校生って「君には無限の可能性がある」とか言われますが(安い予備校の宣伝文句みたいですね)、自分自身で自分の限界を思い知る時期だと思うんですね。

桐島の代わりにメンバー入りしたバレー部員が「俺がどんだけ頑張ってもこの程度なんだよ」というように、映画部の神木くんが「映画監督にはならないと思う」というように、野球部の3年生がスカウトは来てないけど「ドラフトが終わるまでは引退しない」というように、自分はここまでだとわかってしまうんですよね。
その感覚がリアルだなと思います。



「夜のピクニック」で、「あーこういう人クラスに絶対一人はいるよな」と感じさせられたように、桐島にも「あーこういう人絶対いるよな」と思わせるものがあります。

高校生特有の混沌として複雑で、まっすぐだけど歪んでしまう微妙な心の流れがたくさん描かれている作品でした。
昔の自分を見ているかのような気分になれます。



プロフィール

amelia

Author:amelia
映画/音楽/christina aguilera
大学生

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